監視装置をどう見ていますか?

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ごましおの監視装置を見る視点をご紹介です。

発電の有無をチェック

主に発電所全体もしくは交流側のトラブルが発生した場合、

発電所全体で発電しなくなります。

(もしくは遠隔監視のデータが取得できない状態になります。)

遠隔監視装置によっては、

メール通報する機能がありますので

メールを期待すればよいと思います。

いうまでもありませんが、発電していない場合に

発電所になにか異常があるということです。

パワコン毎の発電量差異をチェック

低圧発電所の場合はパワコンが5台もしくは9台

(場合により10台、11台)であることが多いです。

多くの発電所はパワコンに接続されているパネルは同数であることが多いです。

その場合発電グラフは同一のものになります。

そこから逆に考えてグラフの波形が異なる場合に

「そこに何らかの異常がある」

という考え方で監視装置をチェックします。

これもいうまでもありませんが、

異常がある場合他のパワコンと比べて発電出力が落ちます。

原因は影もありますが、陰でない場合何らかの異常が考えられます。

晴れの日のピークカット具合をチェック

最近の発電所はほぼ過積載の発電所です。

積載率が100%以下の場合は

ピークカットすることが(ほとんど)ないですが

過積載の場合は月のうち晴れた日はピークカットします。

状況によってどの時間からどの時間までピークカットしているのが正解?

というところまではわかりませんが、

快晴の日の正午を含んだ2-3時間は

「ピークカットしているかな?」

ということでチェックするとよいと思います。

日射量シミュレーションとの差異をチェック

僕は販売業者シミュレーションは全く見ていません。

NEDOの日射量データーベースからデータを取得して

シミュレーションを自作しています。

そのシミュレーションと発電所の差異を確認します。

これは地域や環境によって変わるかもしれませんが、

僕の場合は自作シミュレーションから±10%の範囲におさまっています。

このシミュレーションと比較して実績が大きくずれている場合

発電所になんらか問題があると判断できます。

次回はいろいろな抑制について記事を書きたいと思います。

監視装置で太陽光発電所の異変を知る方法4選