ここ2か月ほどに渡り「無料点検」を行うことにより、
様々なパネル・パワコンを扱うことと共に低圧点検業務の可能性を模索してみました。
eソラメンテの問い合わせが多くなってきたので
レンタルと点検の価格設定中です。レンタル(2泊3日) \20,000
点検(1基:隣県ぐらいまで) \30,000
※同日のまとめ点検は+1基で+\10,000
このくらいですかね安い?高い?ちょうどいい?どうでしょう
— ごましお(再エネ推進系YouTUBER) (@hatsudendouraku) December 11, 2020
技術的には発電所の電気的な接続仕様を理解していれば簡単です。
検討すべきは「商売として成り立つかどうか」です。
「無料点検」というのは今まで面識のなかった事業者さんに会いに行く
方便としてはかなり有効な手法です。
自身の財源が潤沢であれば、行きたいときに行きたいところへ行けば良いわけですが
現状の分際では、自己投資として週末に近県に行くというのが限界で
数はこなせません。
そこで商売として成り立つと面白いなと考えてみました。
集客
一番難しいところなのですが、SNS経由で情報を届けるのは今のところむずかしないので
一番の難関はとりあえずクリアーです。
コンテンツ(商品)
今の低圧の事業者のイメージとして、
「点検はタダならやってほしいけど金出すほどじゃないかな」
という感じが多いと思います。
eソラメンテについては、自身購入するぐらいですから自身では価値を十分認めています。
自社の1基目の発電所では問題があったため「ソコデス」を2泊3日でレンタルしました。
自社の発電所を自社施工するようになってから
「ちゃんと点検できないとね」
と強く思うようになりましたが、
発電所1-2基の年間CFではなかなか自由になるお金がない
というところが正直なところでした。
まわりの方々も懐事情は大きく変わらないと思います。
つまり、一部の「ある程度の資金が充足している人達」以外で
点検ありきの商売をするのはちょっと難しいかなというのが第一印象です。
現場での感想
結構不良パネルあるね。
これ見破るのかなり難しいね。
というのが、点検側の感想
事業者側は、不良パネルが見つかってから急に焦りだす感じですね。
「ただただ安心したい」という予定が「不良パネル発見」になるわけですから。
ここで、急遽発生する「不安」「不満」をキャッシュポイントにすれば
商売として筋があるかなー。と思います。
商売の枠組み
こんな感じで進めると商売として発展できないかなー、
という案は安易に思いつきます。
1.無料点検
2.故障パネル発見時の交換対応(有償)
3.年次から4年次の定期点検化提案
4.草刈りなどの総合メンテナンス提案
2番をキャッシュポイントとするのが最近の流行りですけど、
業界の通例的にちょっと難しそう。
・パネルに20年保証がついている
・修理に施工店、販売店経由の商流となっており複数社が絡む
正直、このあたりが実際面倒臭いし、
先方も訳の分からない奴に入り込まれたくないと思います。
今回実施した無料点検の際の不良パネルについては、
すべて事業主に報告して終了にしているのでその先を静観しつつお困りごとを探すとしましょうか。
コメント
不良パネルの特定、復旧は
すごく奥が深いサービスのはずですが、
言語化出来ている業者さんを、一社たりとも見たことがありません。
「特定」までは行きつけるのですが、その先ですね。
○同一サイズが見つかるのか、見つからなかった場合どうするのか
○ワット数が違ってしまう場合、どう対応するのか
○その対応は費用対効果として見合うのか
メーカー補償があっても、モノが無ければ
メーカーも無い袖は振れませんよね。
ぜひ、確立させて欲しいです。
うわあああああ、こんなに早く「王様の耳はロバの耳」ていう人が現れてしもーたー!!!
さすが大先輩、痛いところガシガシついてこられますね。
あるかどうかも分からないパネルを中国から1枚単位で誰の責任で対応するんじゃい。
など大きな問題は「誰かがやってくれるならとりあえずそこを頼って」
最悪「自分で新品交換じゃい。」という結論になりそうかもです。
ディスコンのパネルの場合はどうするのかが微妙ですがI-V特性の類似したパネルがあれば
それを採用
そうでなければ、例えば不良パネルを同一パワコン上のストリングに散らしてバランスを取りながらまんべんなく不良パネルを管理する方向になりそうですね。
今はそれこそ、そんなことに時間使うより新しい発電所作れ!!という時代ですので
あまりこのあたりを追求する人がいないっすよねー。