連系後初めて発電所を訪れました。
本来は、浮き浮きワクワクのはずなんですが
残念ながら笑顔では対応できませんんでした。
最初に確認したのは「看板」FITで義務化されているものですね。
発電所にセットになっているはずなんですが、ついていません。
問題点1「看板が未設置」
次に売電メータをチェック。スマートメータが導入されていますね。
まあ昨今、新規メータをアナログメータ付けるところはないとは思うのですが
ほっと一息。これで従量電灯Aに切り替えしても電力側の変更が軽微で済みそうです。
次に分電盤をチェック、主幹プレーカが250Aに変更されています。
300Aに変更して欲しかったのですがコスト的に無理そうだったので妥協しましたが
225Aのままよりだいぶ良いと思います。
それとブレーカが1つ追加になっていますね。
これは監視装置用でしょうね。
そういえば、鍵やドキュメント、
完工検査の結果など納品物が一切ない。
というかそもそも定義されていない。
問題点3「納品物が未定義&未提出」
監視装置は予定位置に取り付けられていました。
こちらも鍵はありませんが、200番の鍵は自前のものがあるので、
開けてみました。
RS-485とLTEというシンプルな構成です。
ここで、違和感のあったパワコンのストリング配線と監視装置のIDチェック。
図面と逆ですね。
監視データからあらかた想定はしていましたが、
なんでこんな状態でOK出して帰るんだろう?
問題点4「監視装置のID設定ミス」
分岐回路の漏電ブレーカにラベルがついていないのでとりあえず、
最上段左と右をそれぞれ落としてみました。
図面のPCS1とPCS2にそれぞれ対応している模様。
図面と発電所配線は合致していて、
間違いは監視装置のIDのようですね。
はい、ここで本日最大の山場、系統停電(漏電ブレーカ断)による自立運転。
じ、自立運転し、、、しない。
ちょっと整定値を確認しましょう。
パワコンオープン!!!
あれ?modbus(監視装置用通信)以外の設定が
すべて工場出荷状態になっています。
工場出荷設定で気になる整定値が
電圧上昇抑制 109V(こちらが有利だからいいけど)
自立周波数 50Hz(ここは関西)
自立自動切換え OFF
パワコン接続台数 5台
問題点5「パワコン整定値 未設定??」
あと、ストリング配線とパネルチェックをしたいんですが、
機材と気力の関係で本日はココまでとなりました。
本日での確認でおかしかった点を販売店に連絡し、
具体的な不具合ポイントを明確に説明し施工会社に確認するように依頼しました。
太陽光業界は、比較的新しい業界なので、
技術継承などが行き届いていないのでしょうか
このようなレベルが完成品として
まかり通っているのは非常に残念な事です。
私個人としては日々勉強して何が正しく受け入れられるものか?
是正を求めないといけないものは何か?
をわかるようにしていく事が日課となります。
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