太陽光発電所影の対策(その3)

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発電所の影対策として、午前中にかかるストリング8-3の対策をやってみました。

まずは、配電ブレーカとパワコンとストリングのブレーカOFFしてから

ストリング配線を変更します。

4枚の影のかかるパネルをストリングごとに1枚に平滑化します。

MC4ケーブルをはずしてつなぎ直すだけの簡単なお仕事ですが、

ここでトラブル発生!!

斜め下のパネルに接続を変更しようとしたところ、

もともとパネル付属しているコネクタでは長さが微妙に足らない!!!

というわけで、手ぶらで引き上げるのも嫌だったので、手持ちのケーブルで影が入るパネルの右側をストリング8-4に流し、逆に日の当たる8-4の2枚のパネルを8-3に流す。

影が2枚のストリングを2つというシチュエーションに変更してみました。

不足ケーブルはAmazonで発注!!日曜日に到着予定とのこと

対策は十分とはいえない状態ですが、AMに状況を確認しました。

9:30の段階で、すごい改善されています。

曇りの日ならこんな波形ですが、

それがこんなかんじですね。落ち込みがかなり改善されています。

というわけで、追加ケーブルが到着次第、残りの対処をやるとします。

これで、本来言われている「過積載」の恩恵を受けることができます。

※今のところパワコン8だけですがw

まあ、断定するのはもう少し様子を見てからが良いかもしれませんが

「集中型パワコン環境化において、影パネルはストリングで平滑化せよ」

ということが鉄則と言えるようです。

ところで・・・・これは弊社発電所のパネルレイアウトです。

(前回施工の発電所から持ってきて変更したのか、変更になったのかわかりませんがかなりいい加減な資料ですよねぇ)

これを見ると、すべてのパネルの最下段は1つのストリングでぶち抜かれています。

これは、冬にかけて影が延び前面のパネル影がパネルの最下段にあたった時

「かなりの痛恨の一撃を浴び続けることを意味しています。」

設計段階では影対策の意図があったと思いますが、

結果的に何もしないほうがマシという残念な結果になっているということです。

(マルチストリング型パワコン環境下ではこの設計の方が良いと言えると思いますが)

最下段に影がかかると、全体の1/2のパワコンが影の入ったストリングに引きずられて出力減衰します。

こういうのは設計ミスというのではないでしょうか?

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