出力制御の次回予告は
電力事業者が気になる出力制御の次回ポイントはどうやら年末年始になるようです。
年始過ぎると今度はエアコン利用の増加による電力不足時期が到来します。
こうなりますと、電力事業者としては精一杯発電しているものの供給側が足らないという事になります。
電力事業者としては「日射量さえあれば…」と忸怩たる思いをすることになります。
まあ、実際のところは最低出力をコミットできていない我々としてはそこまで意識できてない訳ですが、稼ぎ時に稼げないジレンマですね。
最初の秘密兵器が登場
そんな中、中部電力のプレスリリースによると家庭向けデマンドレスポンスサービスが来年からはじまるようです。
~お客さまの電気の使い方の工夫を買い取ります~ということで、ネガワットをうまく説明されていますね。
「CO(コ)-エネ」と呼ばれるこのサービスは、家庭にHEMSという小箱を設置したら、電力不足時には節電に協力し、逆に出力制御が起こるような電力過剰供給時には、昼間に湯沸しするなどしてピークシフトすることにより系統安定に協力することができるサービスのようです。
そして、協力した家庭にはインセンティブが支払われるという事ですね。
詳細は2月までお楽しみに
家庭側の視点で気になるのは、導入費用ですね。
普及するかどうかは、導入障壁や対費用効果にかかっています。
HEMSだけなら10万円前後で導入できそうですので、導入の障壁は比較的低いと思われます。
HEMSの要件として通信プロトコルがECHONET Liteになるはずですが、ECHONET Lite搭載のエアコンやヒートポンプ給湯器はそんなに普及していないと思います。
家電ならまだしも給湯器の買い替えは家庭側では正直厳しいところです。
このあたりが具体的にどうなっているのかミソの部分は今後ということになりそうですね。
ともあれ、このデマンドレスポンスサービスの状況はこれからの再エネの命運に少なからず影響を与えると思いますので、是非盛り上がる事を祈りながら見守れればと思います。
他の電力管区(特に九州電力管区)でもこのような実証事業が実施されていて、サービスインが待ち遠しいところですね。
リップサービスしといたら、IPOの初値あがんねーかな(笑)
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