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ご近所さんとは仲良くしたい
電気業は電気を使ってくれる人がいるから成り立つ事業です。
自宅付近でも、ちょっと馴染みの無かった場所であったとしても
そこを自分の土地として家を建てれば、まわりはご近所さんですね。
発電所を建てたとしても、周りはやっぱりご近所さんですね。
そんないつもお世話になっているご近所さんに何かできる事はないかな?
と考えて自分ができること「太陽光発電」で何か役に立てないかと考えました。
そしてたどり着いた1つの答えが「非常用電源設備」です。
お守りを増やしたい
停電を伴う災害が発生した場合は、うちの太陽光発電所で作った電気を自立電源として開放し
ご近所さんに使ってもらいたい。
昨今では携帯端末の充電はどんな時でもしたいものです。
うちの太陽光発電所の出力ならそれこそ地域中の携帯端末をつなげても大丈夫です。
うちの太陽光発電所は小学校のまん前です。
災害避難所にもなっている小学校からすぐの太陽光発電所。
そこにフェンス外からAC100Vコンセントをつないだら電気が使える仕組みを作りました。
現在は予算の関係で、パワコン2系統から1.5kWの合計3.0kWとケーブルドラムです。
実は、太陽光発電所って停電していると売電できないんです。
系統が停電していると安全上の理由でパワコンは売電を止める動きをします。
技術的にも太陽光発電所のパワコンは系統の周波数にあわせて系統に有効電力を送り込んでいきます。
つまり、停電しているとタイミングを計れないのでパワコンはとまってしまいますので
発電が止まります。
発電が止まると、太陽光は全て熱に変わり何も生まれません。
んじゃ、停電すると太陽光発電所って役立たずなの?というとそうでもありません。
パワコンには自立運転モードというのがありまして、これまた法規の都合で1.5kWまで
電気を取り出せます。
そうです、自立運転モードにすることによってどのみち熱になってしまうエネルギーを地域の人に使ってもらえるのです。
なので、普段は売電しながら「いざという時に」地域に貢献することができるのです。
どうやってやるの?
では、具体的なやり方です。弊社は「next energy 5.5kWパワコン SPSS-55C-NX」です。
自立運転については、パワコンの動作周波数(60Hz)と自動切換(自動)の設定値を変更するだけで、停電すると自動で自立運転になり、復電すると通常運転に自動で切り替わる設定にできます。
交流側のブレーカを落として停電時の動作試験。ちゃんとランプついていますね。
復電時にもちゃんと自動で運転モードになります。(起動までは5分かかります)
施工時に自立コンセントをつけてもらっていたのですが、太陽光発電所に入ることが一般の方には敷居が高いと思い。
延長コードを用意しました。
そして、コンセント先端にサージ対応タップをつけて、電源状態が確認できるようにしました。
ラックに収納して、防水処理をして完成です。
ちょっと安っぽいかもですが、地域の「お守り」が完成。
使い方は超簡単にしましたが、簡易取扱説明書作ってご近所さんに説明しています。
作った側からすると「活躍して欲しい」ような気もしますが、活躍することなく役目を終える事を祈るとします。
あなたもやりませんか?
私1人なら地域に数基の非常用電源です。
10人の方が賛同されたら数十基です。
100人の方が賛同されたら数百基です。
「地域に貢献したいという想い」や「みなさんの再エネへの想い」を是非、地域の皆さんに知って頂く
そこから一緒に始めませんか?
太陽光発電 災害時非常用電源設備を運営する
コメント
以前、太陽光発電ムラの方でお世話になったhanatoyaです。
ごましおさん、ムラの方でお見掛けしないと思っていたら、ユーチューバーにてでご活躍のようですね。
このシステムは素晴らしいと思います、最近稼働した私の発電所も周りに民家が有りますので同じ取り組みをしようと思いましたがパワコンが対応しておらずマニュアル操作が必要なようです。
よろしければ、この素晴らしい取り組みを私のブログで紹介したいと思いますがリンクしても良いでしょうか?
コメントありがとうございます。
この活動はできるだけ多くの人に知ってもらう必要がありますので、是非お願いします。
回答ありがとうございました。リンクさせていただきました。
https://solar-club.jp/member/hanatoya/?p=411
私の第3発電所は実現できそうなので取り組みたいと思います、今年の目標にします!
先日、ブログライターZoomしげる会の時にお見掛けしてお話ししたかったのですがタイミングが無くて残念でした。
今週末のオフラインミーティングも翌朝が早いため残念ながら参加できません。
次回よろしくお願いいたします。