土地付き太陽光投資の発電所って大半が
単相、集中型パワコンがついていますよね。
下手をすると積載率100%以上にもかかわらず
パワコン容量が49.5kWでなく
44kWだったりそれ以下だったりします。
発電所のイニシャルコストを落とすために
これらの設計となっているようですが
ごましおはこの設計には懐疑的な立ち位置です。
うちの第1発電所はパワコンが44kWです。
44kWh/1時間の壁を絶対に越えられないので
過積載率が150%なのでピークカットしますが、
400kWh/1日を越えることができません。
なので、これ以降に契約した44kWパワコンの設計は
すべて49.5kWに変更しています。
3相は対応していない業者さんが多いようなので、
ある程度妥協するしかないと思っています。
そして、集中型パワコン
はい。このような左側奥と左側手前と右手前
全てのパネルに日が当たっている左手前パワコンはこのぐらいの発電量
だとします。
すべてのパネルに影が入っている左奥パワコンは20%程度の発電量です。
そして、左手前の全32枚中4枚だけ影のあたるこのパワコンの出力は
なんと40%程度の出力になってしまうようです。
理屈上、集中型パワコンなので1mpptですので発電の低いほうに引っ張られると
こうなるんですね。
このシチュエーション、マルチなら87%80%出力できるはずです。
※4ストリング中3ストリングで75%、残り1ストリングが2割で5%の計算
曇りや影が差すことがおおい日本の天気ならマルチで施工した方が良い
と思うのですがどうしても
「契約タイミングで表面利回りをよく見せる」
というのが売り手の至上命題になっているようなので
見た目が良いが実利がとれない。
という状態から脱却できないようです。
ユーザ側がちゃんと意見を言って
業界の風を変えていきたいですね。
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コメント
マルチMPPTでも、87%は無理と思いますよ。
影がかかるパネルを1ストリングにまとめたとしたら、
1ストリングはほぼ死ぬので、75%ちょっと、というところです。
ストリングが分散していたら、もっと悪くなると思います。
87%にしたければ、パネルごとにMPPT制御する、ソーラーエッジい等のoptimizerが必要です。
かなりのコストがかかりますので、そこまでやる価値があるかどうかはわかりません。
コメントありがとうございます。
そうですね。影ストリングを50%で計算していました。
影がかかって20%になっている状況なので、20%で計算しなおしました。
確かにoptimizerまで欲張るかは別ですが、集中型からマルチに変更すると
受益は結構あるのかなと思います。