FIT21円の発電所で悩み、
FIT18円の発電所でもトラブルを乗り越え、
FIT14円に手をつける。
うちはグリッドパリティーな事業者です。
FIT初期からの先達の熱狂的な勢いがコストダウンを生み
僕はそのブレークスルーの上に立っているだけではありますが、
低圧発電所で14円/kWという単価で何とか頑張れそうな昨今の成果は
本当に凄いことだなと思います。
電気を安く供給すること
昔の日本は世界に対して売るものがあった。
だからその分食料や1次エネルギーはいくらでも買えた。
でもそんな時代はとうの昔に終わり、
昔作った資産を切り売りしている訳ですよね。
中国、インド、東南アジア、アフリカ次々と台頭してくる中
次の時代「AI&ロボティクス」のベースである
「通信」とエネルギー源である「電気」の自給は欠かせませんね。
その「電気」を自力で安く供給できるってこと
我々のやっていることは
すごく素晴らしい事なんだと改めて思います。
再エネは本当に高いのか
FIT40円という絶対値がどうかという議論よりも
今現在のFIT14円という状況を作るために
FIT40円が必要であったと考えると
本当に再エネが高いという話ではないのかなと僕は考えています。
FIT40円や36円の電力賦課金というのは一時的なものであり
恒久的なものではありませんよね。
将来的な10円/kWや7円/kWなど産むための投資であったと
するならば、逆に高い買い物でなかったかもしれません。
14円で電気を売る意味
関西電力の住宅向けの従量電灯B契約は20円/kW前後で電気を買う契約になります。
一般家庭はこの価格で電気を買っています。
14円で電気を売るということは、送配電費用などを加味しても
釣り合いがとれる領域まで来ています。
p2pで直売してもコスト合ってくる世界も
すぐそこまで来ていると言えると思います。
そうですね世の中「売電するより自家消費だね!!」
という風潮になってきていますよね。
売買電の価格差が逆転し始めているのです。
つまり、言い換えれば
「FITから卒業できる世代が育ちつつある」
ということなのですよね。
自然変動再エネ導入比率フェーズ3へ
国際エネルギー機関(IEA)まとめによると
再エネ導入におけるフェーズが定義されており、
日本はフェーズ2(九州のみフェーズ3)と定義されています。
世界最先端はフェーズ5であり、
日本は2030年にフェーズ3に移行するであろうと言われています。
簡単に書くと「日本全体で出力制御」ということのようです。
※詳しくはこの資料のP2参照
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/keito_wg/pdf/020_01_00.pdf
限界を超える挑戦
再エネ(特にソーラー)が順調に増えてくると電力需要の少ない時期の
天気のいい9時-15時は電気あまりますよね。
日本全体で再エネの接続量はどんどん増えており、主要3電力を除く
7電力は出力制御を既に決めており、
主要3電力も「出力制御しない」とは言っていません。
この状況に対しては、蓄エネによるピークシフトが対策という事は
あらゆる人が言及しており、
異なるのはその「蓄エネする媒体がなにか?」
と意う程度の違いになっているようです。
蓄電池なのか給湯器なのか水素なのか水なのか?という違い
この蓄エネのブレークスルーをより早く起こすために「低圧」も
1枚噛ませる必要があるのではないでしょうか?
ソーラーのコストダウンは高圧も大きな貢献をしていると思いますが、
あの低圧の熱狂的なまでの件数と全体の発電量の3割を占める物量は
かなり貢献していると思います。
残念な角度で現在は規制がかかっていますが、
低圧のあの熱狂的な勢いは「規制緩和あってこそ」
だったのではないでしょうか?
大半の高圧・低圧発電所に蓄エネ機能が整備され調整電力として
活躍する太陽光発電所の姿を見られるように、
そんな未来をぜひ共有したいものです。
さらに電気を安く
産業用ソーラーの卒FIT
2020年にFITが大幅に改定される予定なので何とも言えませんが
近年の流れをそのまま延長線上に結ぶと、現在ささやかれている卒FIT単価と
来年もしくは再来年のFIT単価は同程度になります。
つまり、固定買取という考え方自体がなくなってゆき
入札に移行していくようになることも予想されます。
そうなるとさらに「RE100かつ安い電気」が市場に流れる事になります。
住宅用だけでなく産業用の卒FITにより国内の卒FIT電気のシェアが
ぐんと広がる事になります。
我々電力事業者が真に活躍できる、
貢献できるのはFITを巣立ったその後、
そこがスタートなのです。
近未来のブレイクスルー
FIT40円の頃からすると同一の土地での発電量が倍近くなるまで伸びています。
経過時間はわずか7年程度です。
これから先20年を考えた時に更に倍の発電量になっているとしても不思議ではありません。
約束された未来ではありませんが、これからワクワクの連続ですね。
20年で終わらない物語
「FITの切れ目が縁の切れ目」
という考え方は非常に勿体無い事だと思います。
FIT(国から金が出ている間)=儲かる
FITなし=儲からない
この図式は幻想ではないでしょうか?
むしろ、
残債は無くなっています。
資産も償却していますし、資産は20年以上使えます。
稼動部品は一部交換すればOKですよね。
「FITは20年で終わり」という幻想を作り出しているのは我々で
その幻想を作り変えるのも我々ですよね。
「FITの間で償却した資産を使ってもうひと儲け行こうぜ!!」
を合言葉に次の物語を一緒にやりませんか?
安い電気で事業者も幸せに
例えば買電価格が5円/kWとしても年間100,000kWh発電する発電所は
50万円の売上げがあります。
10基持っていれば年間500万円の売上げになります。
現在の想定でも卒FIT後はこんな未来になりますよね。
20年後のテクノロジーの進化を勘案するとメンテナンスを考慮に入れても
十分食えるのではないでしょうか?
こんな未来が見えているのに、その未来に行くための障害は
いろいろとあります。
なぜ蓄電池により規制がかかるのか?なぜ廃棄積み立てなのか?
なぜ低圧に逆風なのか?
我々事業者で妙な空気を吹き飛ばしましょう。
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