Table of Contents
発電しても入金のない発電所
系統連系して2回目の検診日が過ぎて
「需給電力量のお知らせ」すらこない発電所ってどうなんでしょうね。
当然売電の入金などあるはずもありません。
借金の返済は始まっていますが、充当する売上げないってどういうことなんでしょうか。
事ここに至るまで
業者の対応がかなりいい加減な事もあり、この発電所の決済条件として
完工時に「売電債権の名義変更のエビデンス」を要求しました。
その際に、
業者から関西電力のWebシステム「シンセツくん」の画面キャプチャーが提示されたため
決済OKとしました。
しかし、待てど暮らせど「需給電力量のお知らせ」が到着しません。
業者に確認すると、何故か再度「シンセツくん」の画面キャプチャーを送ってきました。
「申請はちゃんとやっている。」
という事が言いたいようなのです。
こちらとしては、
「施工業者の責任として電力会社に状況を確認して欲しい。」
という依頼をしたものの、業者から返事がありません。
何度か再確認するものの蕎麦屋の出前状態です。
その為、関西電力の配電営業所にTELで状況を確認したところ
予想外の事実が発覚
「前の所有者さまの名義のままで変更は受けていません。」
「定額電灯契約の請求書も前の所有者さまに郵送しています。」
ごましお「ええええええええええええええ!!!!」
という訳で、再度業者に督促しましたが、
相変わらずの蕎麦屋の出前状態で状況が全くわかりません。
発電所の買い物をするときのリスク
発電所は、普通にやると自分の名義で最初から申請を進める方式になります。
一部EPCはこのやり方となりますが、
単価権利を確定させている買い物は
土地、電力会社の売電契約、経産省の事業計画
それぞれ他人名義です。
この案件、名義変更のタイミングをなるべく早くしてもらうように
こちらから再三依頼はしていたのですが、
この業者は「連系まで待ってくれ」を繰り返していました。
このような「得体の知れない事故」を避けるために、
なるべく早く振り込み口座は変更した方がいいと思います。
間違い探し
業者「売電の振込口座の変更は既にやっている。」
電力「売電の振込口座は変更されていない。」
ごましおの確認のやり方がおかしいのか、業者か電力がおかしいのか。
一体事実はどうなのか?
自分で申請した訳でもないため、確認もまどろっこしく
いまひとつ詰めきれない、電力に名義変更を再申請しようにも
こちらに主導権がないためできない。
非常に困った事態になっています。
業者に頼む理由
リスクヘッジや発電所施工から運用開始まで時間が取れないから任せているのですが、
ことごとく問題が起こるので、「何で業者に頼んでるの?」
という事が全くわからない状態になってしまっています。
せっかく施工しても、営業がフロントに立って、「ズタボロな管理と対応」で
どんどん顧客の信頼を損ねていることにEPC経営者は早く気づくべきですね。
低圧の売り手市場はそろそろ終わります。
この件、最低限状況が把握できれば
「需給電力量のお知らせ」と入金はまとめて1ヶ月待ち
という話でも許容はできるんですけどね。
事業において、かなり致命的な事項に関する状況が
全くどうなっているのかわからない
こんな状態が連系後も暫く続くとおもうと
もう業者に頼むのはやめよう
と思います。
==いろいろご意見いただきました==
どうやら、電力会社の営業窓口はシンセツくんの申請状況などは分からず
確定している契約情報しかわからないようです。
そうです、
シンセツくんの申請状況を踏まえた受け答えができないんですね。
それを前提に考えると、業者も電力も言っている事は正しい。
ただし、うちに入る売電収入は途中から、連系直後の売電収入は
もとの名義人に振込みが行くというトラブルが漏れなくついてくるようです。
これ、また金の話で業者と「蕎麦屋の出前」と
ストレスまみれな生活が待っているのですか
もう本当に業者に頼むのはやめよう
====お知らせ====
再生可能エネルギーで災害時に安心を届けたい。
《募集》いっしょにやりませんか?あなたの太陽光発電所を災害時の非常用電源設備に!!
もれなく動画をチェックできます。
チャンネル登録はこちらから
============
物件購入検討時に絶対やっておいて欲しい最重要な3ポイント
============
コメント
当方東電管内ですが、web受付の後に、受付番号を言って電力窓口に早急な旨を伝えたら、基本的に対応してくれるはずですよ。
名義変更や口座変更ぐらい早急に対応してくれないと、アパートや貸し家の場合で入れ替わり転居・入居で名義変更ができないことになってしまうではないですか?
太陽光業者を頼むのをやめようなんて、まるで、EPC全部がいい加減な書き方は非常に残念です。
正確に言うなら、主様が選んだ業者と、その業者を選定し、契約発注し、工程を確認を逐次怠った主さまが原因かと。
事業なんですから、完成まで、チェックもなしで、業者丸投げとしたいのならばよほど信頼のおける業者を選定しなければなりません。
そうなるとお値段が高くなる可能性は大ですが。
大手だからと安心しても、しょせんEPCで上場してるところは非常に少ないですからね。中小企業にすぎません。
コメントありがとうございます。
>正確に言うなら、主様が選んだ業者と、その業者を選定し、契約発注し、工程を確認を逐次怠った主さまが原因かと。
工程を要求してまともに出てくる相手であれば、そもそもトラブルになりようがありませんし、
ミスがあっても全く問題なくリカバリーできると思います。
求められるのは一緒にやれるビジネスパートナであり、実際に周囲を跋扈しているのは魑魅魍魎のような人たちです。
少なくとも私の周りは。
あと
「低圧の売り手市場はそろそろ終わります。」
の認識は間違いかと。
そもそも市場がなくなる可能性が出てます。
そして太陽光関連会社がどんどんたたまれ、営業マン自体がほかの不動産などの景気に良いところに流れています。
そして、さんざん儲けた業者は、自社発電所の確保を始めてます。
逆に残りの優良な物件から争奪戦かと。
高買取値の案件が大量に残っていると思われていますが、売りに出すまで時間がかかっていること自体がなんらかの事情を含んでいる証拠ですしね。
コメントありがとうございます。
そして「施工保証」やらなんやらの美辞麗句でつられて
発電所を買ってしまった情報弱者は
本当にメンテナンスが必要な時に
既に事業撤退しているEPCを頼れず、
新たな業者に「むしられる」という話ですね。ホントにひどい話ですよね。