先月の30日に参加してきました。
エネ庁新エネルギー課の課長補佐
再生可能エネルギー保全技術協会理事長
JPEA政策推進部長
というすごい肩書きの方々のお話を聞いてきましたので
ご参考までにご紹介です。
Table of Contents
評価ガイドとは
「最低限の工数で発電所を1次評価できるようにするためのドキュメント」
である評価ガイドを作ったので、この事を知ってくださいね。
というのがこのセミナーの内容になります。
ちなみにガイドはこちら
http://www.jpea.gr.jp/topics/hyouka_guide.html
ネットで買える発電所を目指して
普段は経産省のPDFをなかばうがちながら読んでいるだけなので
お役人の方から直接お話を聞けるとちょっと印象が違いました。
・経産省としては、FITで20年後に発電所を廃棄されると
再エネが予定どおり盛り上がらないので困る。
・20年後にやめる事業者がいても引継ぎ手ができるように
中古市場をぜひとも盛り上げたい。国が推進している。
・そうなると適正取引ができるための統一基準が必要だ。
・現状本格的な評価をすると莫大な見積(作業)工数がかかる。
という事で「最大1人日で発電所の1次評価ができる仕組み」を作りました。
この仕組みを普及させることができたら、現在車がネットで売買できるように
将来的に発電所をネットで売買できるようにしたい。
使用シーンとしては、
・中古売買の価格決定
・ファイナンス(銀行融資)のための評価
などに使用される。
というお話でした。
戦略的には非常に同感できる内容であり、正直うれしかったです。
土木建築
今回ガイドの具体的な中身については言及されませんでしたが、
概要は教えてもらいました。
・権原、法令の判定(主に土地)
・土木、構造の判定(主に構造)
・発電設備の判定(主に電気工事)
これら3グループを浅く理解してトータル的に判断できるようにすることが目的のようです。
オールラウンダー育成ですね。
概要を聞く限りでは、実際に評価者が全てを熟知しているというより
完成図書を吟味し実際の発電所が対応できているかどうか判断する
ことに主眼が置かれています。
つまり、
今後は、「ドキュメントのない発電所はゴミだ!」という方向に行きますね。これは
特にドキュメントとして重要性があるのが下記とのこと
・地盤調査
・構造計算書(応力)
・基礎杭支持力(引き抜き、押し込み、水平)
・排水計画
ごましお「やべえええええ、がくがくぶるぶる」
ごましお「1つも該当してねぇえええええええ」
オールラウンダー
第4回評価技術者養成講座が来月大阪で開催されるようです。
2日半のコースで、最終日の試験合格者には資格が与えられるようです。
うーん、どうしようかな、3日有給とるなら、
整地の運転技能講習のほうがいいかな・・・迷います。
どうする第3発電所
このまま「ゴミ所有者」で甘んじる訳にはいきませんね。
しかし、やりとりがこんな感じなんですよね。
ご「発電所の電灯契約やってくれてる?」
業者「確認します。(TELする)」
業者「発電所の電灯契約やってくれてる?」
電話口の女性「やってないですけど?」
ご「(ふぁーーーー?)」
ご「完成図書は?」
業者「既に送ったはずですけど。」
ご「それはパワコンの取説とパワコンの検査成績書でしょ?」
ご「僕が言っているのは施工の完工検査結果!」
業者「そんな事言われても、具体的に何を出したらいいんですか?」
ご「(これ以上具体的にって1から全部教えろってか?)」
ご「ほかのお客さんに要求されないの?」
業者「はい。」
所詮客はアマチュア、
アマチュアにぐちゃぐちゃ言わさないのがプロだとおもうのですが、
検査項目を具体的に説明しないと実施できない人たちと
付き合いを始めてしまった己の愚かさを嘆くしかない。
・地盤調査
→SWSできないのは妥協するしかないか。
・構造計算書(応力)
→中華架台なのでメーカに強度計算書を提出させろという話にしますか。
架台メーカーはパネルレイアウトから設計してスクリュー位置まで
指定してくるはずですからね。
・基礎杭支持力(引き抜き、押し込み、水平)
2017設計ガイドラインからすると3ポイント以上で計測することとある。
敷地東西南北の4点であればほとんどフェンスをどけることなく
チェックできるはずなのでこれで依頼するか。
「トラックスケールの写真をちゃんと残してね」と念を押さないと駄目ですね。
・電気工事
各PCSの開放電圧
絶縁抵抗
接地抵抗
これぐらいは最低限いる、というかこれ電力に報告しないいけないから絶対ないとおかしいんだけどなぁ。
あれ?
・単線結線図は?
・ストリング配列は?(あんな並列回線いちいち追えないし)
・整定値一覧は?(まあ、これはいらんか)
ん?
業者が勝手にレイアウト変更してるけど関電に訂正図面出してるの?かな?
これは絶対必要という項目ご指摘いただける方はぜひお願いします。