前回記事の内容をまとめておきます。
全くドキュメントがない発電所に何がいるか?ということで
契約時に一度要求した気がしますが、再度要求してみましょう。
要求する事項
・完工検査成績書
・支持物の構造図及び強度計算書
・地質調査結果、載荷試験(杭、平板)結果
・設備の配置図
・電気設備の配線図(単線結線図)
・太陽電池モジュール仕様書
・設計図書
・施工記録
設定根拠
経産省が注意喚起しているこの文章から
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2019/2/310221.html
必要項目を抜き出しています。
完工検査については、「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」
から完工検査項目をピックアップ
http://www.jpea.gr.jp/pdf/upper10kw.pdf
何があればいいの?
細かい内容が定義されているもの、されてないものいろいろあります。
順に触れてみましょう。
前回記事の評価ガイド詳細にもしかしたら言及があるかもしれませんが、
まだ僕はよんでいません。
・完工検査成績書
これは、先ほどの
完工検査については、「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」
から完工検査項目をピックアップすればいいですね。
・支持物の構造図及び強度計算書
・地質調査結果、載荷試験(杭、平板)結果
詳しくは「地上設置型太陽光発電システムの設計ガイドライン」
の記載事項に従って、応力がありますよ。ということを証明できればOKかと。
http://www.jpea.gr.jp/pdf/180618PVguideline.pdf
引き抜き試験結果はここに類しますね。
・設備の配置図
これは皆さんお持ちだと思います。パネルレイアウトだけのものから
パワコン、引き込み柱の位置からフェンス構成まで書かれた資料になるかと思います。
どこまで詳しいものかは言及されていませんね。
・電気設備の配線図(単線結線図)
あまり提出される印象がありませんが、電力会社への契約申請時に必ず必要ですね。
いえば出てくると思います。
・太陽電池モジュール仕様書
太陽電池モジュールだけでなくパワコンと架台の型番は押さえておきたいところですよね。
・設計図書
これは明確に定義されていませんが、電力会社・JPEAの事業計画時に提出する資料をまとめればいいと思います。
今までに触れたドキュメント以外ですと以下の内容になるかと思います。
・ストリング配線図
・再生可能エネルギー発電事業に係る関係法令手続状況報告書
「特に関係法令を誰に確認してOKをもらったかを記載しておくこと」
・施工記録
これは何かよくわかりませんが、官庁関連の工事だと「施工前後写真」とか撮ります。
そういうものに該当すると思います。
現場に行けない人向けですね。