以前、土地の面積や長さはGoogleMapから測定することができるとご紹介しました。
今回は、測定した土地に何枚パネルを入れることができるかを考えてみます。
1面設置する場合
1面設置する場合はほぼ土地の面積までパネルを配置できます。
・引き込み柱や分電盤などのスペース
・フェンスのスペース
・メンテナンス用スペース
まあ、これらのスペース確保が必要ですから、土地の四方
1m-2m程度はセットバック考えておかないといけませんね。
というわけで、1面設置する場合は、
パネルのサイズの掛け算になりますね。
角度がついた側はa×cosΘで計算すればOK
https://keisan.casio.jp/exec/system/1177469593
複数アレイを設置する場合
大半はこのパターンになりますよね。
今回はアレイの高さをすべて統一するという最も簡単な条件で考えてみましょう。
この図を見ると、パネルの最も高いところから
太陽の角度を考えて次のパネルの影がかからない所
を設定するのがどうやらよさそうですね。
つまり、パネルの設置角と離隔の関係性に着目すればOKですね。
次にかかる影について、「絶対に影がかからない」
というのは土地がかなり広大になるため
ちょっと現実的じゃないかもしれません。
そのため、ここを妥協ポイントと考えるのが現実的
かもしれませんね。
年間で一番太陽の角度が浅い冬至の日の
9時ー15時で影がかからなかったら離隔として十分じゃね?
これらの内容をこんな便利なサイトを使って計算してみます。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1176871247
パネル横置き4段(設置角20度)の高さ1.33m
の離隔距離は?
3.33mが良い模様です。
こんな感じで計算すれば、離隔距離もばっちりですね。
コメント
ごましお様
度々の質問ですが、タイトルとは関係ないですが、最近一部で流行りの両面パネルですが
まったく理解できず困っています。
通常パネルの場合、影の影響がパネル1枚だけでなくストリング全体に影響しますが、両面パネルの構造を拝見すると、表裏で電圧が違うはずなので、その影響は・・・って事が
理解できません。ご存知ならご教示ねがえませんか?
僕もこれから導入予定で進めていますので回答としてはちょっと怪しいですが、
両面パネルは、透明なバックシートにしたソーラーパネルと理解しています。
つまり表裏からの光で発電できますということで、電圧は表裏の足し算となるはずです。
影の影響は表裏の影の一番大きなものに引っ張られると思います。
つまり、両面の力を発揮させようとすると、集中型パワコンではだめで
最低でもマルチストリング、極めるならソーラーエッジのようなタイプで
MPPTの単位をなるべく小さくしてやる必要があると思います。
こんな感じで答えになってますかね^^;
ごましお様
早速の返答ありがとうざいます
正直う-ん、って感じです。
マルチやマキシマイザ等でのコントロールでは通常パネルでも効率アップします。
両面パネルの構造は通常パネルと同じ60セルしくは72セルなんでしょうか?
例え統一するため60セルだとしたら、1パネルに3バイパス(ダイオード)と理解でしょうか? 裏と表で1セル?
たびたびですいません。。 まったく理解できず^^;
パネルの表面からも裏面からも光が入るようにした
いわゆる普通の結晶系パネルと同じものです。
裏面の受光は反射光がメインなので光の強度はばらけます。
>マルチやマキシマイザ等でのコントロールでは通常パネルでも効率アップします。
裏面はより顕著ということです。