1995年 阪神・淡路大震災
あの頃は太陽光=訪問販売・悪徳商法と認識していました。
2011年 東日本大震災
あの頃は千葉にいたので、即日物流やライフラインの重要性を痛感させられました。
太陽光がクローズアップされましたが、当時は何もできませんでした。
2021年 冬の電力不足
電力界隈は大騒ぎですが、無風を装う国には一層の将来不安を感じる今日この頃
https://project.nikkeibp.co.jp/energy/atcl/19/feature/00001/00043/
最近、いっぱしの発電家気取りのわたくしが
2031年日本が今の問題に直面した時の事を妄想してみようと思います。
2030年はこんな感じ
2030年ガソリン車規制がかかり新車はすべてEVとなりました。EV率は40%ぐらいですね。
2030年再エネ導入は30%超と目標を下回わりました。計画ほど風力発電にスタートがかからなかったことと、再エネに関する規制緩和に手間取り先進国からはすっかり置いてけぼりな感じとなっているようです。
蓄電池については何度も補助金などの助成制度と、直近に起こった蓄電池の革命的な進化で普及拡大が図られました。
バイオマス・バイオコージェネなど少しずつ普及が進んでおり2050年カーボンニュートラルに向けて再加速が叫ばれてますね。
エネルギー制御については、特高・高低圧出力制御のプロトコルと別にバーチャルパワープラントプロトコルが一般配備され、それら派生のローカルプロトコルと合わせてガラパゴスな様相を示してきています。
そんな2031年の冬の日
・記録的な寒波到来
・1次エネルギーの調達困難な状況が発生
・太陽光・風力発電の出力が低迷
政府は相変わらず「節電」というキーワードに過敏に反応、マスコミも忖度をしてメディアは無風状態。
ネットである程度ざわつくも確たる影響を与える事が出来なかった。
ギリギリになって大手電力会社から「節電のお願い」がリリースされました。
そう、あの時とは違う!!10年前とは違うんだ
あの頃より圧倒的な数の蓄電池、EVを誇り、電力需給予測アルゴリズムも格段に進歩し
それを系統の末端まで伝える技術が出来上がっているのだ。
今こそ、我々の10年の進化を見せる時だ。
それは寒い日でした
15:00
日没による太陽光出力低減の準備のため、徐々にエネルギー放電の指示が徐々に始まる。
17:00
日没夕方の電力需要が徐々に増え始める。
18:00
大手電力会社から「節電のお願い」がリリース
19:00
ネット・TVで「電力不足」の報道
20:00
報道を見た主婦が「いそいそ」家庭用蓄電池を「手動」切替
全力で電気の「買い貯め」を始める。
同時に、会社から帰宅したEVの充電需要が右肩上がり。
ニュースを見たお父さんも全力でEVを急速充電
21:00
とある変電所で電力需給バランスが大きく崩れ配下の一体が停電
そこからは一瞬の出来事であったという。
技術がどんなに進歩しても「人はなかなか変われない」
こんなことにならないように今日も邁進ですね。