1月15日と言えば「元旦に立てた目標の8割が瓦解する日」らしいです。
それだけ継続するのは難しいと言う事のようです。
第66回 調達価格等算定委員会
まあ、こっちの瓦解は目も当てられない感じですね。
2019年、急激な単価低減を実施しました。
2020年、入札も空振りの中FIT全量低圧の門を閉じました。
https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/066_01_00.pdf
入札は前回の20%程度になり、低圧は認定348件と今までの1/100の規模になりました。
予想以上に壊滅的ですね。
2020年のFIT認定の最終が3月なので駆け込み申請分を入れたらもうちょい増えると思いますけどP8が全てを物語っていますね。
理想というか机上の空論を展開し、結局ついていけないというか事業者から
「そっぽ向かれた」状態となってしまったFIT関連
2019年以前の弾(認定案件)がなくなり次第終了な感じですね。
余剰の認定も併せて殆ど取れてないのが予想外に致命的です。
資料が間違っていないか?と疑うレベルですよね。
この8年間ノウハウを貯めた人たちはどんどん現場から退場する事になるでしょう。
相変わらず残っている人たちもいますので2極化と言えなくもありませんが・・・
業者は施工したものの(弾切れの店から)継続できず現場を去り
残された事業者は自身の発電所を触る事もできずFIT期間終了時の出口探し
メンテナンスをしようにもその費用さえ捻出できない設計
追い打ちで後出しの規制や制度
他人に薦めたくてもちょっと無理ゲーなんですよね。
本当はすごく勧めたいんですよー。
2050カーボンニュートラルはいいんだけれど、
人が去る前に呼び止められるのだろうか?
一旦そっぽ向かれた人たちをどうやって呼び戻すのだろう?
少なくとも制度の枠の中の重箱の隅をほじくり返す今のやり方を改め
20年以降もちゃんと発電事業をやっていくために何が必要で、
どう導いたらいいのか?
まずはここから本気で考えてほしいですね。
最後に事業者の中で今まで普通にコミュニティーを築いている人は
多少メンバが入れ替わるぐらいでうまくできるのでは?と思います。
なので、その点あまり過敏に心配は不要という風に思います。
問題は今後の国内事情でして再エネ導入20%までは成功したはずなんですけど、
ここから再エネ導入40%、カーボンニュートラルなどの姿は想像するのが難しいです。
事業者としては、どうやったらトラブルが起こらないかとかそもそも太陽光って何的な内容を発信して理解を得ていく方向かなー。
P.S.
マスタープラン作ったら、発電所誘致したいエリアごとにFIT単価を傾斜配分すれば
インセンティブも働こうに、、、
コメント
俯瞰的には、JPEXの状況と、その結果何が起きるかを考えると、
現想定金額の入札は得策じゃないっていう判断になると思います。
プレイヤー個々で考えると、甘々のFIT事業に慣れたヒト達、
or甘々なFIT事業でないと利益を出せないレベルなので、
いろいろな試行錯誤をしてまで継続しない
or試行錯誤しても利益を出せないのだと思います。
甘々のFITのうちに次のビジネスで頑張れるセンスを身に着けねばと思いっています。
この件も再エネと同様に顛末を見届けておくと何かといい事があるといいですよねー。