どうやれば人は踊り狂うのか? FIT初期の熱狂的な熱量を生み出すには

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総合エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会/電力・ガス事業分科会 再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会(第23回) 基本政策分科会 再生可能エネルギー主力電源化制度改革小委員会(第11回)合同会議

https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/023.html

資料

https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/pdf/023_01_00.pdf

現状のFIPがどんな感じで議論されているかわかる資料がこちら。

ページ後半に全体概略も書いています。

「もろもろの規制緩和+結構な補助金」のFITに対して

「緩和撤廃+市場価格+少しの補助金」のFIP

蓄電池つけて、太陽光のオフピーク帯で稼ぐ事ができる制度のようです。

一般の発電事業者が自転車としたら、

FITは両輪補助付き自転車のイメージ

FIPは片輪補助付き自転車のイメージ

FITのぬるま湯につかれている状態からFIPの冷や水のイメージのところに

果たして移行しようとする事業者がいるのかな?

2021年度調達価格の件といい、FIPの件といい

「現場が殆どついてきていない現状」

を制度設計されている方々はどのようにお考えなのでしょうか。

べき論だけでは人は踊らないというのが今日の教訓ですね

どうせやるなら

×:事業者が儲けてけしからん!!

〇:事業者がメンテナンスなど正しくお金を使えるような方向性を作る

 「事業者までちゃんとお金を渡せる仕組みを考え、

  そのお金をちゃんと使えるように啓蒙しないといかんと思いますよ」

低圧の事業者は草刈りに年間6万(2万×3回)支払うのもしんどいって方がかなりいる。

だから点検なんてなかなか実施されない。

高圧・特高も低圧×N倍のコスト感なんだから推して知るべしですね。

※高圧・特高はルールが厳しいからその辺は無理やりちゃんとやっていますけど・・・

そして、経産省は低圧なんて「相手にしてられない」的な感じです。

カーボンニュートラル2050は素人たちを本気にさせないと実現できない

というそもそも論がどこかにいっていませんか?

コメント

  1. ガンガン より:

    FIPがモテモテになるという夢の中で生きてて議論されててクラクラシソウデスネ。

    新規開発用に電力系統接続可能容量の透明化もなされていないため、新規計画もリスクだらけ。
    リアルタイムの各電力会社の電力供給能力や運転スケジュールの可視透明化もしていない電力市場(つまり、発電機停止で大手が吊り上げ放題)で市場価格+なんかで参加する業者はそういないと思いますが。
    特に天気の良い日の昼の太陽光発電電力なんて価格ついていませんし。

    つまり大手地域電力の利権化するつもりなんでしょうね。

    • gomashio より:

      今の卸売価格のからくりが明確になるまでちょっと不安で手が出ない感じです。
      逆に売り手としては、今は稼ぎ時のような気もしますが、春明の0.01円の方が気になります。