どうも、抑制おじさんです。
九州の発電事業者の方から衝撃の情報を頂きました。
九州電力の
専門担当者に聞くと4月から
2時間前の個別の配信通知が出来なくなっているそう🙌
今は電気予報の
全体の制御でしか分からない。
急激な制御の原因は
需給バランスの他は
4月からの新ルールが導入されたためだそう😖
このルール早いとこ見直さないと
九州の発電事業は高リスクです。 https://t.co/uA9GL8KppG— あんもち (@anmochi72727275) April 13, 2021
「2時間前の個別の配信通知ができなくなっている」というのは
システム上更新スケジュールが配信されていないという意ではないようです。
どこかで情報が掛け違ったようなので訂正致します。
訂正した根拠
複数の九州の発電事業者様からスケジュール情報を教えていただき
・固定スケジュールから更新が入っていること
・更新スケジュールの受信頻度が2時間より短かくなっていること
それぞれを確認できるデータを頂きました。
「2時間前の個別の配信通知が出来なくなっているそう」
「2時間前の個別の配信通知が出来なくなっているそう」
「2時間前の個別の配信通知が出来なくなっているそう」
ごま「へー、そうなんや。。。。」
ごま「な、なんだとぉおおおお」
つまり、先日Twitterに上がっていた東北の発電所の例でいうと
この「固定」ってやつが「更新」っていう直前の制御値で上書きされる仕組みなんですけど
それが動かせないという解釈??
つまり、年度初めに決めた抑制スケジュールがそのまま実行されていると理解してよろしいんでしょうか??
もしくは、更新スケジュールは機能しているんですが、2時間前の情報を出すことができないため、前日段階で「出力制御可能性あり」となったら指定ルールの発電所に指示していて直前の状況を鑑みて制御開始時間を遅らせたり、制御率を軽くしたりすることができないということでしょうか??
「固定」というのは年度前に予測する計画値なのでかなりマージンが乗っている
「更新」直前の環境データなどがあるためかなり精度の高い指示値でマージンは少ない
ただ、マージンの有無って何割とかのレベルで倍とか10倍とかにはならんですよね。
ですので今回の原因の本質ではない気がします。
ただ、 「2時間前の個別の配信通知が出来なくなっているそう」
ということでシステムの一部が機能していないという問題が発生しているのは事実っぽいですね。
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
4月 | 20 | 22 | |
5月 | 10 | 16 | |
6月 | 0 | 2 | |
7月 | 0 | 0 | |
8月 | 0 | 0 | |
9月 | 0 | 1 | |
10月 | 4 | 3 | 1 |
11月 | 4 | 10 | 0 |
12月 | 0 | 1 | 0 |
1月 | 1 | 5 | 1 |
2月 | 1 | 11 | 5 |
3月 | 16 | 15 | 12 |
合計 | 26 | 75 | 60 |
制御回避 | 0 | 18 | 27 |
も一回おさらいで、輪番(交代制御)に代わって
一斉制御に方式が変わるという事で、制御機会が増えるんですよね?
2020年見合いで行くと4月は抑制22回
これ例年だったら22/8=2-3回の抑制だったのが
22回喰らいやがれとなっているということですね。
このルール変更は理解できます。
ただ、今まではグループ輪番で抑制機会が約1/8となっています。
ルール変更により機会が8倍になりますが、その分全グループ一斉なので
8倍の数で分け合う、、、つまり制御率が1/8になるので
今まで見合いの水準になるはずが、今月は制御率も昨年同様となっている
だから大騒ぎということですよね。
仮に旧ルール、新ルールに対して一切制御しない場合でも制御率は1/4ぐらい
になるはずですね。
制御率が昨年並みで抑制機会だけ増えたということは、エリア需要を考えたら
「原発も火力もみんなそのままで再エネ指定ルールだけ制御した」
とか優先給電ルール無視して進めないと急に今年の4月から異常な抑制になるわけないですよね。
えっと今までのグループ分(8)×前日のマージン(1.x)×環境変化(1.x)=12倍??
あの、先日試算した算数(前年比12倍)はご名答である程度納得なのですが、、、、
「4月からの新ルールが導入されたためだそう」
「4月からの新ルールが導入されたためだそう」
「4月からの新ルールが導入されたためだそう」
いやいや、連日抑制なのはある程度想定の範囲内なんだけど、
制御率が高すぎるんじゃないか?って話ですよ。
たとえ連日制御でも制御量が1/8なら昨年並みになるはずですよね。
というわけで
事実ベースの話
・4月1日より連日制御に変更になり制御率もほぼ100%制御である。
→制御率がおかしいのではないか?
・九州電力送配電内では新ルール(制御方式)が原因で抑制が増えている
という認識はある。
・出力制御の指示について一部機能が正常に動作していない。
↑わけではない。
ここまで分かりました。
システム障害について速報、今後の対応方針などをまず公表頂きたい。
監視装置情報から試算すると今年は15-20%程度年間抑制が入る予測となりました。
年間3%見込みという説明は一体どこにいったのだろう???
ちなみに、
うちの発信している情報をもとに九電の窓口の方々に対して
感情的なお話をされたり、やからな感じ出すの絶対やめてくださいね。
彼らには決定権限ないしお客さんのために一生懸命頑張ってるので