この発電所(もしくはアレイ、もしくはストリング、さらにはこのパネル)なんかおかしいよね。
ということありますよね。
おかしい事すらわからない状況は結構あったりしますが、今回はちょっとした異変に気付いた時のお話。
パワコンよりパネル側はストリングチェッカーを購入したことにより、開放電圧&回路抵抗を図ればほぼほぼ安心できる結果が手に入ります。
ただ、問題はここからです。
「パネル問題ないのに案外吹けねーな。なんで?」
というのはよくある話で連系直後は結構当たり前にあります。
そこから1つずつ問題を取り除いて「妥協できるポイントまでもっていく」という作業が
結構重要になるかなと思っています。
いわゆる「設計検証」という作業工程になりますね。ちょっとした調整も含まれます。
アレイやストリングレイアウトが正しく機能しているかどうか?
直列並列の設計思想が正しく効果を発揮しているかどうか?
正しく系統まで逆潮流しているかどうか?
墨出し、施工途中で「あれ?」と思って現地合わせしたとこが
ちゃんと効果しているかどうか?
数日の発電状況(電流、電圧、電力)状況を見ながら「調整」を繰り返す感じですね。
そういった中で、ポイントを確定するための重要な作業が「切り分け」
怪しいパネルは「付け替えて」問題個所がパネルかそうでないか「切り分ける」
怪しいストリングは「付け替えて」問題がそのストリングなのかそうでないのか
「切り分ける」
怪しいアレイは「付け替えて」問題がそのアレイかそうでないのか
「切り分ける」
そうやって問題点を絞ると作業がはかどります。
上の写真は右側の延長ケーブル部分のPFD菅のインシュロック切ってますけど、
ある程度ケーブルには遊びがあった方がなにかとやりやすいというお話でした。