組み合わせて監視装置を作ろう
前回記事(【レビュー】10万円監視装置の実力)にびっくりするほどアクセスがありまして、皆さんの監視装置への関心の高さがうかがえますね。
監視装置を松竹梅に分けるとしますと、
松は「エコめがね」とか「L-eye」とかそのあたりになりますかね。
梅は、前回記事の前回記事の「Solar ReMon」や自作監視装置がそれに当たるかと思います。
今回は竹です。松よりも低コストでありながら、梅で届かなかったところに届くという監視装置をみていきたいと思います。
ごましおも次の太陽光発電所で実践配備予定なのですが、時期的に年明けになりそうですので基本戦略を御紹介します。
どのようなやり方かと言いますと、監視装置の個別パーツを「安価でおいしいパーツを選りすぐって組み上げてよう」という戦略を取ります。
監視装置
監視装置の要件は下記を考えています。
・通信部と切り離せる事
・パワコンの電流・電圧の各センサを使って計測できる事
・系統の交流電圧と各パワコンの発電電力が見える事
いわゆる松の製品とほぼ同等で通信部分を別にできる監視装置であればよい訳です。
これを満たす製品は、TAOKE社のTK-E20-12かなと思います。
通信部
通信部は、SIMカードとルータをそれぞれ選定します。
SIMカード
遠隔監視装置向けに今最適ではないか?と思われるSIMカード&契約はロケットモバイル「神プラン」ではないかと思います。
1回線月額322円(税込)で利用できるようです。
回線速度は遅いのですが、監視装置はせいぜい1分間隔で発電量などの計測データをクラウドにアップするだけなので、十分事が足りると思います。
nuroモバイルの0SIMという選択肢もありますが、データ通信量が500MB/月を越えると従量課金なので注意が必要です。
ルータ
ルータはSIMフリーで有線LANがつけられるタイプが選定要件になります。
・LG L-02F
上記2つが候補ですが、SIMフリーにしようと思うとLGはネット販売のみでちょっと敷居が高いかもしれません。
監視カメラ
ごましおは、監視装置をL-eyeにしていて、監視カメラも付けているのですが、監視カメラは別のモバイルルータで回線契約しています。
つまり1つの太陽光発電所に2回線という無駄な使い方をしています。
しかしながら、今回のような構成にした場合、監視装置とカメラが同一回線でまかなえます。
しかも、Webカメラである必要性もなく、IPカメラ+DDNS+NATという組み合わせを使って安いカメラを太陽光発電所に置けるようになります。
その他
その他、プラボックスや、有線LANケーブル、シリアルケーブルなどをネットワーク構成に合わせて購入するだけでOKですね。
お値段は
初期費用が17万円~18万円、通信費用が10年間で、¥38,640となりますのでトータルで22万円程度ですね。
このようにパーツの組み合わせで部材調達した場合は、おまかせの場合の半分程度の値段で監視装置をそろえる事ができます。
ある程度ネットワークの知識が必要になると思いますが、複数基の太陽光発電所を構築される方は3基も構築すれば20年で100万円程度浮く事になります。
一度検討されてみてはいかがでしょうか。
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