連系後に出来ること

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太陽光発電所は持ってからが本番

発電事業者の収益について最大化するためには、「結局は太陽光発電所の選び方、作り方」に尽きます。
いままでご紹介したやり方が基本戦術になるかと思います。
ということは、太陽光発電所を作った、購入したらもうやる事はないの?というとそうでもありません。

ごましおはどちらかというとマニアに分類されるらしいので、色々太陽光発電所に仕掛けをつくっていたりします。

諸事情で秋は殆ど動けませんでしたので、冬に来年の準備を色々しなければいけないかなと考えています。

何に目を向けるか

一番手がけやすいのはパワコンですね。

パワーコンディショナ(パワコン)は太陽光パネルが発電した直流電力を交流電力に変換してくれる機械です。
いまうちで使っているパワコンはパナソニックのOEM機です。
変換効率は95.5%です。

パネルで発電した直流電力の95.5%を交流電力に変換してくれるそこそこ高効率のパワコンです。

変換効率

しかし実際に変換効率を調べてみると、効率は一定という訳ではなくかなりバラつきがあることが分かります。

変換効率のバラつきは、電圧や温度に関係する事が多いと言われています。

じゃあ、このバラつきを小さくしてやれば、「常に高効率を維持できるんじゃね?CFあがるんじゃね?」というもくろみでアプローチしてみることにします。

キーワードは排熱

比較的簡単だと思われるのが熱対策です。

比較的よく使われているのが3相10kWあたり、単相5.5kWあたりのパワコンですね。

特に単相5.5kWあたりのファンレスタイプだと思います。

これらのパワコン変換効率96%あたりです。残りの4%はどうなっているのでしょうか。

それは熱になっている訳でして、50kWの太陽光発電所でしたら低格出力時に200Wほど熱が常時発生しているわけです。

ミニドライアーレベルの熱源が常にONですので、温度がどんどん上がっていきます。

温度が上がっていくほど電気的には具合が悪いわけで、いわゆる「熱ダレ」を起こすはすです。

さらに温度があがると、パワコン自体が自身の安全のために自分自身で変換を抑制し始めます。

いわゆる「温度上昇抑制」ですね。

そもそもがファンレスなんだから、排熱なんてクリアできてんでしょ?と普通思いますよね。

温度

※青色:ファンなし ピンク:ファン増設時の温度グラフ

実は、稼ぎ時の季節では排熱問題ってクリアできていないんですよね。

恐らくメーカは、壊れやすいファンをパワコンに実装して本体の稼動率を下げるより、思い切ってファンを外して稼働率を上げる選択をした。

という事なんでしょうね。

しかしながら、パワコンの温度が上がる事は事実のようですし、冷却する有効な方法もあることは分かっています。

春に向けて、パワコンの対策を考えてみたいと思います。

次回に続く

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